不眠(不眠症)はひどい場合は、日常生活にも支障をきたす
ことがあります。
主に、不眠と呼ばれるものには精神的なものと肉体的なもの
があります。
どちらの場合も不眠の原因をはっきりさせる事で
不眠症はだれでも必ず治療できます。
不眠症の対処をするには薬を利用することでも
不眠自体の対策にはなりますが、不眠症をもとから
治療することにはなりえません。
不眠症を治すには、まず睡眠について知ることが
重要です。
4つある不眠症のタイプのうちで自分はどの種類に
分類できるのかを知ることで不眠症の対策ができます。
睡眠はまず、からだを休めるためというよりも、脳を休める
ために必要な役割が大きいのは知っていますか。
たとえばこんな事例があります。
交通事故にあってから、完全に睡眠をとることが
出来なくなった人がいました。
その人はまったく睡眠はとらず特に病になることも
なく生活できたといいます。
その人のまわりの人が知るには1日に数度、数秒間だけ目を開けた
ままで寝ているような気がすると語ったのみで
通常の睡眠はとっていなかったようです。
大企業の社長さんなどでは帰宅後に1時間か2時間
睡眠を取った後、出勤までの夜中に再び1〜2時間寝て
あとは普通に仕事をする人が多くいます。
以前は通常8時間の睡眠が必須といわれていましたが
実際に睡眠が必要なのは量でな無く質であることが
わかってきました。
不眠の場合も全く寝ていない人はほとんどおらず
瞬眠と呼ばれる数秒から数分の浅い眠りを多くとり
ながら断続的に覚醒している状態になります。
まったく寝ないことはありえないと気楽に考えることも
重要です。
それでは、不眠(不眠症)の4つのタイプについて紹介します。
・入眠障害
不眠のかなりの方がこの症例に当てはまるといわれます。
いわゆる寝つきが悪い状態です。
軽い場合でも布団に入ってから1時間や2時間
くらいは眠れないという方はこの不眠症の症状です。
・熟眠障害
寝入りはそれほど悪くは無いもしくはすぐに眠れるが、いくら寝ても
寝た気がしない・寝ても疲れが取れない人はこの
不眠の症状です。
不眠としてはあまり認識されにくい
症状です。
不眠症の自覚が少ないぶん気がついたときには
結構危険な不眠の症状です。
・中途覚醒
寝ついてからも夜中に何度も目が覚める不眠がこの
不眠症です。
いわゆる眠りが浅いといわれる状態で
一度目がさめてからの寝つきが悪いのがこの不眠の
症状です。
・早朝覚醒
不眠の中でももっとも不眠として認識されない
症状です。
何時に寝ても朝早くに目が覚める不眠症です。
加齢にともなってほとんどの人が自覚する不眠の
症状でもあります。